HP東善寺 若山牧水枯野の旅  ●         若山牧水 枯野の旅                 



若山牧水枯野の旅
石像でよみがえる旅姿
心ない人の手で盗まれた暮坂峠の牧水像(銅像)が、石像になって甦ります

 かつて暮坂峠に建てられ、牧水の旅をしのんで訪れる人の心を癒してきたこの像が、あろうことか盗人に盗まれ、売られて一片の銅の塊にされてしまった。地元中之条町では募金でこれを再建する活動をつづけ、こんどは石像にすることにした。

出来上がった石像は右の下絵(茶色)と傘の位置が異なる。上の銅像と見比べてみると、銅像は石像のようにやはり傘が左にあった。

足元に補強材を残してあるが違和感はない
2017平成29年9月8日、中之条町斎木石材店を訪ねると、ほとんど出来上がった石像が迎えてくれた。足2本で立つと耐久性に問題が生じるので、補強材をつけてきれいに彫られている。10月20日除幕式が行われる暮坂峠の「牧水まつり」が楽しみ。またあの峠で迎えてくれることだろう。
 
  この石は妙高の「千草石」…新潟県妙高市の新井地域で産出される安山岩。その名前のとおり美しい千草色(若草色・もえぎ色)で、時間が経つと薄茶色に変化します。全体としては落ち着いた薄い灰色です。吉縁の石として知られており、肌目が美しいのが特長です。新井市内の白山神社の石鳥居の他、高速道路の新井サービスエリアの敷地に並べられている石も千草石です。故・田中角栄のお墓にも使用されました。by「墓石ナビ」より
 ◆牧水は宮崎県の生まれ ふるさと坪谷村は坪谷川に沿った山あいの村で、川沿いの県道に面した家が実家。実家の探訪記はコチラのページ「宮崎を訪ねて」の真ん中あたり。
宮崎県「郷土先覚者」(リンク)
若山牧水記念文学館(リンク)